テキストサイズ

いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る

第21章 ~初舞台~


朔夜「あの記者会見は、なんだよ…
俺は炎上覚悟で…
朱花までしなくても…良かったのに…」

 と、またもや拗ねちゃって…
ベッドに横たわる

朱花「朔夜…ごめんね…」

朔夜「……………」

朱花「ねぇ…朔夜…」

朔夜「もう眠いから…寝る…」

朱花「うん…じゃあ…僕も寝る…」

 朔夜は、そっぽを向いたまま…
朱花に背を向け…

 朱花は朔夜の背中に顔を埋め…
すぐに寝落ち…

 記者会見の後…朔夜と朱花の仕事は
忙しく…ふたりの心を引き裂くように…
すれ違い…今日は久々に偶然の休日…

 こんな、はずじゃなかったのに…

 何が正しくて…何が間違ってるのか…
分からなくなってきた、ふたりに…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ