いつか、絶望の底から救い出して…
第8章 閉ざした心
だから少し、いや、かなり下手になってるかもしれない。
まぁ、いっか、別に全国ランクとか目指してないし……
ただ気分転換できたら良いだけだから。
「さっきカフェで描いたイラスト、伸びてるかな〜」
プロテクトの曲を選択しながらアタシはスマホを片手にTwitterを開く。
先程カフェで投稿したイラスト。
構図はポーズ集を参考にしたし、細部までしっかりと描き込んだからかなり良い絵になってるはず。
「さすがに投稿から一時間経ってるからいいね付いてるよね?」
なんて自分に問いかけながら、アタシは恐る恐るツイート欄を開いてみる。
「あ…………」
思わず声が出た。