いつか、絶望の底から救い出して…
第2章 世間の評価
どれだけ時間が経ったんだろう…
真渕先生と世間の評価はいつの間にか終わっていた。
「それでは皆様お疲れ様でした」
「「「お疲れ様でした!!」」」
「……え……」
みんなが一斉に帰り支度を始める。
あ…もうそんな時間なんだ…
あれからぼーっとしてたから時間、分からなかった…
「ねぇねぇ帰りどこ行く?」
「駅前いこっか!天王寺付近にできたカフェ!」
「いいねぇ〜行こう〜」
そう言って、生徒達が次々と部屋を出ていく。
その間アタシは放心状態だった。
何が起きたのかわからない…
たしか真渕先生に言われた後…アタシは…
その先からの記憶が飛んでしまったように無くなっている。