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誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第4章 通学中…


【通学中…】


「はぁ~…もう、僕達を追い出すように
学校行けって、どういう事だよッ!!」

 護は少女漫画を読みながら…
セメルと一緒に近道(裏道)を通り
溜め息まじりに通学中…
まるで歩く二宮金次郎だ…

セメル
「護…溜め息は幸せが逃げる、って、
よく言うだろ?
溜め息は止めた方が良いぞ…」

 と、セメルは然り気無く
護の頭を優しく撫でた…


「僕の幸せかぁ~…
僕は少女漫画さえあれば幸せだなぁ~
セメルの幸せは何?」

 セメルなりに、胸キュン仕草をしたり
台詞を言っても相変わらず無反応…

セメル
「えっ…!?俺の幸せ…?そうだなぁ…
護が幸せなら俺も幸せかなぁ~…」


「じゃあ、セメルも幸せなんだな…」

 護は相変わらず少女漫画を読みながら
そう答えた…

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