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誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第4章 通学中…


セメル
「護…ッ!!ほら…危ないよ…」

 と、セメルは護の身体を自分の方へ
引き寄せ…


「うわぁ…ちょ、ちょっと何だよッ!?」

セメル
「周りを、ちゃんと見て歩けよ…?
目の前には電柱…下には犬のウンコがある」


「あっ、本当だ…電柱にぶつかって、大切な
少女漫画がウンコまみれになる所だったよ
…セメル…いつも、ありがとなッ♪」

セメル
「はぁ~…大切なのは少女漫画だけかよ…」

 セメルは心の中で泣いていた…


「溜め息は幸せが逃げちゃうよ…?」

セメル
「はぁ~…言われなくても分かってるよ…」


「あっ、でもウンコだけは踏んどけば
良かったりして♪」

セメル
「何でだよッ!!ウンコは汚いし臭いだろ?」


「ウンコは運が付くっ!!
つまりは運気が上がるって事だよッ!!
僕、さっきのウンコ踏んでくるよ♪」

 わざわざ踏まなくても良いよ、と
阻止したセメルであった…

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