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誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第6章 ホームルーム


 弦は護に近づき…


「あっはっは~…
何を熱心に読んでいるかと思えば~
コイツは驚いた…お主、なかなかやるのぉ~
春画を見ているとは…
おいらと気が合いそうだ~…」

 と、弦は天を仰ぎ高笑い…

 護は次の授業である理科の教科書を開き
内側には少女漫画を重ねて開いていた…

 朕も、それを見て…


「よもや、よもや~…なんとまぁ…
見てくれは純粋無垢そうだが…」


「穢らわしいな…
そんなものを読んでいるとは…」

 穢れ…と言う言葉に
セメルの機嫌が悪くなり…つい…

セメル
「まつり…護は…穢れてないぞ…」

 と、小声で言ってしまった…
祭は聞こえていないようだ…

 すると、護は…


「ぼ、僕は春画なんて、嫌いだよ?
ちょうど次のページを開いたら…そのぉ…
そーゆう場面に…なっただけで…」

 と、顔を真っ赤にしていた…

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