誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!
第6章 ホームルーム
朕
「これ、これ…弦…もう、よしなさい…
やりすぎぞよ…」
と朕は弦の身体を優しく
自分の方へ引き寄せ…
セメル
「…護に…近づくなよ…」
なになら不穏な雰囲気になってしまった…
それを眺めていた祭は…
祭
「ふん…何やってるんだか…くだらんな…」
と、呆れて冷めきっていた…
弦
「おや、おや~…まつりは、おいら達に
嫉妬しているのかい?……だったら…
アイツも一緒に連れてくれば良かったのに」
と、弦は小声で祭の耳許に囁いた…
祭
「お前なぁ~…先程から…
俺の勘に障る事ばかり抜かしおって~」
弦
「えっ、ちょ、ちょっと待って…
冗談だってば~…」
と祭は弦の、おでこに
デコピンを食らわしたのだった…
その勢いで…弦の身体は壁に、
ぶち当たってしまった…