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誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第6章 ホームルーム



「何だよ~…いつの間にか、ふたりは
仲良くなってるし~…
ん…?お主…セメルと言ったか?
その瞳…アイツに似ているな…」

 と、弦はセメルと祭を見ながら
元気良く話し掛けた後…

 再び、弦は…祭に対して、にやり、と
悪戯な笑みを浮かべた…


「…お前、戻ってくるのが早いな…」

 と、余計な事を言うなと言わんばかりに
睨み付けた…


「…そうなんだよ…保健室…?に行ったら…
綺麗な女人が出てきて…
此処は怪我人と病人が来る場所だ~
元気の良い奴は出て行け~、って
追い出されちゃった…」


「よもや、よもや~…
大事なくて我は安堵したぞよ…」


「やっぱり、おいらには…おいらだけに
優しくしてくれる奴が好きだなぁ…」

 と、弦は朕の方をチラリと見て…
身体を擦り寄せた…


「これ、これ…皆の前だぞ…場を弁えよ…」

 と、朕は弦を優しく諭す… 

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