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誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第6章 ホームルーム


 そして、何もかも興味津々な
弦は、またもや護の方に近づき…


「おや、おや~?
飽きもせずに、また春画とは~…
そんなに好きなら、
おいらが描いてやろうか~?」

 と、セメルは弦を止めようとしたが…


「セメル殿…と言ったか…安心せよ…
弦は護殿と仲良くなりたいだけじゃ…
勿論…セメル殿とも…な…
だから…気を揉む必要など、ないぞよ…
それに見よ…そなたの恋い焦がれている、
想い人は…春画に夢中じゃ…あっはっは…」

 と、余裕たっぷりに笑い…
朕はセメルを落ち着かせたのだった…


「なぁ、なぁ…護よ~?
墨と筆と和紙を持っているか?
おいらは、こう見えて絵師でもあるのだ♪」

 と、弦は少女漫画に夢中になっている
護に問い掛けた…

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