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誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第6章 ホームルーム


 護は弦に目も合わさず…


「墨と筆と和紙なんか、ないよ…
別な物なら、あるけど…」


「別な物とは何ぞや?」


「謝ってくれたら教えて上げるよ…?」

 と、まだ弦に
目を合わせてくれない護に対し…


「…ん…?…何を謝れと言うのだ…?」


「少女漫画と春画を一緒にした事だよ?
後は…僕の大切な時間を邪魔をした事!!」

 と、護は、やっと弦の方を見て言った…


「あぁ~…すまなかった…この通り…
許してくれ…」

 と、その場で土下座をして謝った…


「えっ!?
ちょ、ちょっと、そこまでしなくても…
分かったから顔を上げてよ…」


「えへへ…
ありがとう…ところで、別な物とは…?」 

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