誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!
第10章 放課後…【護】
護
「ふんっ!!誰が気にするかよっ!!
セメルが、あんな奴だったなんて
知らなかったよ…
僕の周りを彷徨ってばかりで…」
と、今度は、ぷんぷん怒り…
弦
「悪かったよ…おいら達…
悪気が合ったわけじゃないんだ…
だが…しかし、セメルの事で…
泣いたり怒ったり…
もしや…護は今日一日中…セメルの事を
考えてたんじゃないのか?」
弦は護に御詫びをしつつ…
ニヤリと…護の反応を伺っていた…
護
「なっ、何だよっ!?僕がセメルの事を
好きって言いたいわけっ!?」
と、顔を真っ赤にして動揺していた…
弦
「おいら、
そんな事を言いたい訳じゃないよ?」
朕
「よもや、よもや~…護殿よ…
噂話だけを信じて…真の実を知るのが
恐いのじゃな?」