テキストサイズ

誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第10章 放課後…【護】



「えっ!?あっ…うん…大丈夫だよ…
ありがとう…それにしても、踊りや楽器…
上手だね…何だか元気が出てきたよ♪」

 と、護は袖口で涙を拭きながら
そう言ったのだった…


「…そうか…?なら、良いのじゃが…」


「ほらっ、気持ちが落ち着いたのなら…
セメルの処にでも行ってやれよ…?」

 と、朕と弦は、護の姿を見て…
ホッとした様子だった…


「うん…そうだね…
ちょっと…ドキドキするけど…
自分の気持ちをセメルに伝えてくるよ…」

 と、護は踵を返し…行こうとしたら…


「あっ…護…ちょっと待ってっ!
これ、本当に、ありがとうっ!!
おいらの宝物にするよっ!!」

 と、弦は護から貰った…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ