誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!
第14章 護とセメル…
セメル
「えっ…!?何、言ってるんだよっ!?
護も知ってるだろっ!?
転校して来たばかりの朕・弦・祭…
祭と書いて、まつりだよっ!?
俺…告られてないけど…」
護
「朕・弦・祭って、おかしな名前…
知らないよっ!?それに…
…告られてない…って、本当…?」
と、少しだけホッとする護…
だか、セメルは、まつりの事が気になり…
屋上を、くまなく探した…
祭とは、一緒に階段は降りてない…
すれ違ってもない…だとしたら…
飛び降りた…?
と、セメルは屋上の下を覗き込んだ…
すると、薄紫色の衣を身に纏い…
裏庭に入って行く3人の後ろ姿が見えた…
だけど、セメルは、瞬きをした瞬間…
3人の姿は消えていた…
裏庭に続く道には…墓地がある…