誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!
第15章 刻は昔時代…
朕は、それを感じ取り…祭に…
朕
「祭殿には…アイツが、おろう…?」
朕が祭に、そう言うと…
祭の後ろ…というより…木の影から…
カサッ…と音がした…
祭が振り向くと…
シャン
「あ、あの…まつり…お帰りなさい…」
と、俯き加減に、そう言った…
朕・弦・祭と同じ年ぐらいの容姿端麗の
異国から来たような青年だった…
祭
「シャン…ただいま…もしかして…
ずっと、此処で待っていたのか…?」
シャン
「うん…この場所しか…ないから…
はい…これ…」
と、シャンが手に持っていたのは
薄紫色の綿入り衣だった…
祭
「あぁ…ありがとう…」
と、祭はシャンに…
御礼を言って受け取ろうとしたら…