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クピードー(Cupido)

第1章 クピードー(Cupido)

 ③

『女も知らずに…』って、なんだ?…



「はーい、純くん、検温よ」
 きれいな看護師のお姉さんがそう囁きながら病室に来た。

「はい…胸を開いてぇ…」
 そう囁きながら、パジャマのボタンを開けてくる。

「はーい、じゃあ、こっちもねぇ…」
 そして、パジャマの下も、パンツも脱がせてくる。

「あらあらぁ、相変わらずにこっちはすごく元気ねぇ…」
 看護師のお姉さんはそう囁きながら、僕のアレを握り、咥えてきた。

「う…ぐ…む…むむ…」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「あ、お、お姉さん…気持ち…いい…」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「あ、う、で……」
 強い快感がカラダを襲う。

「ふうぅ、わぁ、また、いっぱい出たわねぇ…
 うふ、下から悪い毒を出さないとね」
 そう看護師のお姉さんはにこやかに微笑みながら、囁いた。

「なんかぁ、なぜかぁ、純くんに、こうしたくなっちゃうのよねぇ…
 何かぁ、神様のお告げの様にぃ、心がそうしろってぇ」
 
「え…神様?…」

「うん、そう神様…」
 と、お姉さんは更ににこやかに言ってくる。

「純くんさぁ、もうすぐ退院じゃん、そしたらさぁ、お姉さんがさぁ…」

「え…」

「もっと気持ちいい事を…
 愛をあげちゃうわねぇ…」
 と、チュッとキスをして病室から出て行った。


 そう…
 あの夜から…

 僕は…

 いや、僕の周りの女性が…

 女性の目の色が…

 目の輝きが…

 変わったのだ…




 そして…

 あれから半年が経ち…

 僕は中学生一年生になった。



 

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