『クピードー（Cupido）』第1章「クピードー（Cupido）」　5ページ

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クピードー（Cupido）

第1章クピードー（Cupido）

　④

　そして…

　あれから半年が経ち…

　僕は中学生一年生になった。

　
　僕は13歳になり…

　少し色々な大人の情報を知り…

　分かった事がある。

　それは…

　どうやら…

　女の人、いや、女の子もだ…

　どうやら僕が見つめると、皆、僕を好きになるらしいのだ…

　僕に惚れてしまうみたいなのである…

　そして…

　皆が、嬉々として…

　僕に愛をくれるのだ…

『お前に命と、愛を与える…』
　
　あの夢の…

　あの声が…

　あの神からのお告げが聞こえてくる…

『愛を与える…』

　それは、愛が自由自在に操れるみたいなのだ…

　そしてこの目は…

　きっと…

　愛のキューピットの目なんだ…