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私達の初体験

第1章 果歩の場合

週末、私は拓海君の家に、遊びに来ていた。

「今日、親がいなくて大したもてなしはできないけど。」

そう言って拓海君は、自分が注いでくれたジュースを、私の目の前に置いた。

親がいないって、もしかしてチャンス?

私はジュースと共に、息を飲んだ。

「映画でも観る?」

拓海君は、借りてきているDVDを、私に見せた。

「うん。」

何気なく拓海君が、DVDをPCに入れた時だ。

PCが起動して、出て来た場面は裸の女の人が、Hしているところだった。

『あはん!』

その瞬間、拓海君はPCを閉じた。

でも、音声を切るのを忘れていて、女の人の喘ぎ声が聞こえてくる。

「ええっと……」

仕方なく拓海君は、またPCを開けて、画像を切ろうとした。

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