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私達の初体験

第1章 果歩の場合

『ああん、気持ちいい!』

その言葉が、私をドキッとさせた。

「……Hって、気持ちいいのかな。」

「えっ?」

拓海君を見ると、顔が真っ赤だった。

もしかして拓海君、童貞?

私は顔を背けた。

いや、私だって処女なんだから、人の事は言えないはず。

「ははは。拓海君は、Hした事ある?」

誤魔化すように振り向いた。

「ないよ。」

そしてハッとした。

そこには拓海君の真剣な顔があったから。

「経験してみる?」

「えっ……」

「俺とHしてみる?」

そして私は、促されるように拓海君に、ベッドへと押し倒された。

ドキドキする。

これが押し倒されるという事なのね。

私は目を瞑った。

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