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ビッケ

第1章 ビッケ…

 ⑨

「あっ、あぁ」

「はぁ、んん…」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…

 和哉くんはいやらしい音を響かせながら、夢中になってアソコを舐めてくる。

「はん、あ、や、ん、ね、ねぇ、そ、そこを…」
 わたしは喘ぎながら和哉くんの舌先をクリトリスへと導いていく。

 とにかく、一回、イキたいのだ…

 久しぶりのクンニで、クリトリスを思いっきり舐め、弄られて…
 イキたい、逝きたかったのだ。

 いつもソロで、一人で慰め、玩具で弄っていたから…
 この他人の、いや、男の舌先と指先で…

 とりあえずイキ、逝きたい…

「あぁん、そう、そこ、そこをぉ、クリをぉ」
 両太腿で和哉くんの頭を挟み、グリグリと、グイグイと腰を、アソコを、押し付けていく。

 ああ、早くイカせてぇ…
 
 早くイキたい…

 どうせ若い和哉くんは早いに決まってるんだから…
 だからこそ、クリでイキたい、イッておきたいのだ。

 そして、だから…

『三回以上できる?』なんだ…

「はぁん…」
 舌先がクリトリスをコリコリと舐めてくる。

「あ、ん、ゆ、指も、指も挿入れてぇ」

「は、はい」
 そして人差し指が挿入ってきた。

「あん、あぁ、もう一本挿入れてよぉ」

 グニュ、グチュ、グチュ…

 舌先がクリトリスを舐め弄り…

 二本の指先が中を掻き回す…

「はぁあま、や、ん、っくうぅぅぅ…」

 膣の肉が快感で震え、奥が疼き、全身に快感の、絶頂感の電流が走り抜けていく…

「はぁっ、っくうぅぅぅ……」

 わたしは絶頂感に震える…
 自分以外で逝ったのは、久しぶりであった。

「はぁ、はぁ、はぁぁ……」

 堪らない快感だ…

「あぁ、やっぱりぃ、いいわぁ」

 わたしは思わずそう呟いてしまう…





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