もう奴隷のように犯されるのはイヤ…
第9章 【主人とのセックスに弟子まで巻き込んで種付けされていく】
そんな……皆さんの前で。
夫はお弟子さんに囲まれて生活するのに慣れ過ぎているから何とも思わないんだわ。
私はまだ……少し抵抗がある。
そのうち慣れるかも知れないけど、トイレに行くのも前で待ってらっしゃるんだもの。
気が抜けないというか、常に監視されている。
初夜の夜も部屋の外、廊下で待機させていたと言う。
「大事なキミに何かあってはいけないからね、僕はキミの人生を預かった身でもあるんだ、全力で守らせて欲しい」
聞こえは良いかも知れません。
まださほど世間を知らない私になら通用したのでしょう。
愛されている、と勘違いさせて。
本当は見えない鎖でガチガチに囚われている。
外の世界へ再び舞い降りぬよう、寝室にでさえ
数カ所の監視カメラ、暗視カメラが仕込まれているだなんて気付いた時には遅かった。
「僕が相手にしないから寂しくて触ったんだろう?」
顔から火が出るほど恥ずかしかった。
昼間、こっそりと寝室で自慰行為したことも全て把握していたのだ。
カメラで確認したのだろう。
背筋が凍りつく。
下を向いて、顔など上げれない。
無数の目が、視線が私に集中しているように感じた。
「そんなに疼いているなら孕むまでキミのナカに出すよ、良いかい?赤子、作ろうか」
大好きな人の言葉だから素直に受け取りたかった。
私の全てを捧げる思いで嫁いできたの。
戸惑いもあったけれど、私はこの人に添い遂げるのだと。
そして何より、抱いて欲しかった。
「はい……」
お風呂はいつも別々でした。
身体を綺麗にした後、行こうか…と寝室へ。
お弟子さんたちも帰られるものだと思っていましたが、そんな感じではなかったのでまた廊下で待機させるのでしょう。
声とか聞かれるの恥ずかしい…と申し上げたけれど。
「これからも大事な奴らなんだ、絶対的に信頼してる、キミも慣れて欲しい」
そう言われたらそれ以上は何も言えません。
数名居る中の2人に声を掛け、なんと一緒に寝室へ入って来たのです。
思わず顔を見合わせました。
外で待機ではないのですか。
中にまで居るだなんて気が気じゃありません。
「キミには言ってなかったね、僕はね、本当はあまりセックスが好きではない、しかし立場上、後継ぎは作らなければならない」
初めて見る、夫の笑わない目でした。