テキストサイズ

12歳年下の彼に溺愛される話

第6章 11月の出来事


良いお断りの文句…と…
頭を振り絞ってはみたが。
熱のある頭では考えが
上手く纏まらず。
彼が納得してくれそうな
言い訳が思いつきそうに無かった。

ベッドの上でゴロゴロしてる間に
何時の間にやらウトウトと
巴は、眠ってしまって居て。

巴が…次に目を醒ました時には
時間は15時を過ぎていた。

「3時…過ぎ…か…」

熱を測ったら、37.6℃で
熱が…解熱剤で下がってる所為か。
寝る前よりも動けそうだったので。

「今…、身体が楽なうちに…
シャワー…浴びよ…っと…」

ベッドでゴロゴロしてたら、
また寝てしまいそうだし。
と言っても熱があるから、
寝て過ごすしかないのだけども…。

このまままた寝てしまってて、
熱が上がって来たらシャワーを
浴びるのも…難しくなりそうだし…。

お薬が…効いて…身体が楽な間に。

もう…いつ、寝てしまっても良い様に。

巴はシャワーを浴びる事にして。

自分しかいない事を良い事に、

のそのそと這って部屋の中を移動して。

クローゼットのチェストの中から

着替えの下着を…巴が用意すると。

そのままシャワーを浴びて、

いつでも…寝れる…様に…

お化粧も落としてしまって、

髪の毛も洗って乾かして。

小腹が空いた…感じがしたので。

美味しそうと思って買っていた

シュークリームを食べて。

スポドリを飲んで歯磨きをすると。

もそもそと…寝直そうと、布団に入った。

LINEも確認してみたが、

彼は仕事中なので、返事はないままで。

こんなに寝てしまてたら、

夜に寝れなくなりそうだけど…と。

思いはしたりもしていたが。

寝ないと治らないだろうから…。

横になって身体を休めていたら。

そのまま…また…いつの間にか…

寝てしまっていた…様だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ