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12歳年下の彼に溺愛される話

第7章 12歳年下の彼に看病される話


巴が…瞼を開くと。

自分を上から見下ろしている

港斗と目が合った。

そっか…これは…夢なんだなって。

港斗君と…えっちなことしてる夢を

見てたから…気持ち良かったんだって。

自分がどうして気持ち良かったのかが、

自分の中で納得が行って。

そうか…、これ…、夢なんだ…。

夢なんだったら、…思いっきり…。

港斗君に…

甘えちゃったり…しとこ…って。

今見てる、この夢を楽しむ事にした。

「港斗…君だ…ぁ…、
んふふ、みな…とくぅん
んんっ、…好きぃ」

そう言って、
お酒での飲み過ぎた様な
そんな…鼻に掛かった様な甘い声で
巴が港斗の名前を呼んで来て。

自分の腕を肩に回すと。
スリスリと自分の身体を
すり寄せて抱きついて来る。

「港…斗…く…んッ、
ねぇ、キス…して欲しい…な…」

『キスするのは良いですけど。
キスだけじゃ…、僕が
止まらなくなりますよ?
それでも…、良いんですか?巴さん』

「……キス…してくれないの…?」

『いや、だから…その…、
キスしちゃったら、キスだけじゃ…
終われなくなっちゃいますよ?』

「キス…したい…なぁ~、ねぇ…」

そう言ってスリスリと頬を
こっちの胸の辺りに巴さんが
すり寄せて甘えて来るから。

こんなにベタベタ甘々に
甘えんぼうな
巴さんも…、見た事ないし。

「港斗…くぅん、
ねぇ、キス…して?」

『します…』

甘えた口調で
そうおねだりされてしまって、

僕は秒で落ちて
折れてしまったのだが。

ちゅ、…ちゅ…ッ、
リビングにキスをする度に
小さなリップ音が響く。

少しだけ開かれた唇の間に、
自分の舌をそっと挿し込めば。

向こうから…
キスしてと強請っただけあって。

巴が自分から…こっちの舌に
自分の舌を絡めてキスをして来る。

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