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12歳年下の彼に溺愛される話

第4章 巴の引っ越し


ご近所さんへのご挨拶を済ませて。
そのまま、歩いて5分程の場所にある
スーパーに二人で向かった。

夕飯の蕎麦のトッピングのネギやら
エビの天ぷらやら、蒲鉾をかごに入れると。

『どうせだったら、豪華にしましょうよ』

そう言って、蒲鉾の横にあった。
味付きのお揚げと、大きなかき揚げも
一緒に買う事にして。30円の
蕎麦の麺も買って居たから。
ラーメンの替え玉…みたいに
彼はするつもりみたいだった。

「お蕎麦の替え玉って事…」

『後…かやくご飯があれば完璧ですね』

チンするだけのパックのご飯の
かやくご飯を買って帰る事にして。

『プリン買いましょうよ、巴さん。
食後のデザートにプリン食べましょう』

「明日の朝ご飯も…何か買わないと…」

パンのコーナーに移動して。
巴がパンを選んでいると
あらびきソーセージのパンを
港斗君がかごに入れて来て。

『あれ…?その微妙な顔は。
…もしかして今夜…、僕を
巴さんの部屋に泊めてくれない
つもりだった顔ですね?その顔は』

「あ、でも…、寝る場所が…」

私の…ベッドは
シングルサイズだから。

2人で寝るのは…、
かなり狭い感じになるけど。

『良いじゃないですか、狭いベッドで
お互いに身体を寄せ合って寝るのも。
僕は…むしろ大歓迎ですけどね、
狭いベッドでも。と、言う事なので
泊めて…貰えますよね?今夜。
早速明日…、ベッド探しに行きますか?』

「え、でも…お父さんが…折角…」

『確かに…引っ越しで運ぶのに
折角ばらして分解して、組み立て直した
ベッドですもんね、次の日に
買い替えるのは…流石に失礼ですし。
しばらくは…狭いベッドで
身体を寄せ合って寝ましょうか。巴さん』

勿論…彼の…その笑顔が示す通りに、
狭いシングルのベッドで
寝る…だけではない方の寝るも…。

今夜する事になりそうな…
そんな予感が…既にひしひしとしていて。

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