〜甘くとろけるスクールライフ〜
第7章 上書き
入学して、半年が経った
あっという間の出来事で、
Sの授業も着々と進んでいる
中村「よーし、今日はまた進めていくぞ」
各自パーテーションを閉じようとした時だった
ある男子生徒が手を挙げた
男子生徒「先生?」
中村「どうした?有馬」
有馬「今日、ペアが体調不良で休みなんですけど」
中村「んー、そしたら…向井、若葉ペア」
李斗・小羽『はい』
中村「有馬も一緒に入れてやってくれるか」
李斗「良いですよ、小羽は?」
『うん、私も大丈夫です』
中村「じゃぁ有馬移動して」
有馬「はい」
.
今日はこの3人で授業を行うことになった
こういうことは日常茶飯事で
女子が生理だったり、
体調不良で欠席者が出ると、
こういうグループ分けになることもある
有馬「よろしく」
『よろしくね』
挨拶をかわすと
今日の授業の内容が発表された
中村「今日はこないだ課題で提出してもらった前戯を実際にやってもらう」
李斗「3人のとこって…」
中村「若葉には悪いが、2人にやらせてあげてくれ」
『えっ、、』
中村「でも無理だったらすぐ言ってくれ」
『はい…』
私はこれまで李斗くん以外
キスをしたことも
触れられたことすらない
李斗「小羽、」
『ん?』
私を呼ぶと
耳元で有馬くんに聞こえないように話し出した
李斗「無理しないでね。すぐ助けるから」
『ありがとう』
中村「じゃぁまずは女子は上下下着姿になれー」
2人に見られながら
ゆっくりと制服を脱いだ
中村「そしたら、教えたとこまで一旦やってみろ」
『えっと…』
李斗「どっちからする?」
有馬「向井くんからでいいよ?」
『いや、、有馬くんからで』
李斗「えっ、」
『李斗くんは…カーテンの外にいて欲しい』
李斗「……わかった。」