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ビッケとビッチ

第2章 11月19日日曜日午後5時~

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「んっ、あぁぁぁ……」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「はっ、ふっ、だ、だっ、だって、悠里さんが、はっ、はっ、はっ、た、たくさん、イカせろってぇ…」
 
 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「っくぅぅぅぅ…………」
 わたしは抜かずの連チャンで、全身を激しく震わせ、叫び、イッてしまう。

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「はっ、ふっ、はっ、はっ…」
 だが、まだ和哉くんは動きを止めてくれない。

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「あっ、かっ、ん…くっ……ぃ…ぅ…ぁぁ…………ぁ……………」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「はっ、ふっ、はっ、はっ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「……っんっ、あっ、ぁぁ…や…や…も、もう…ぬぁぁ……か…ず…………」 

 わたしは遠退く意識の中で、なんとか必死に彼の肩を掴み…
 哀願のアピールをする。
 
「え、あ、は、もういいんすかぁ…」

「…っん…ん…ぃ……ぃ………」
 言葉にならない。

 ギシッ、ギシッ、ギッ、ギッ…

 ギッ、ギッ、ギ、ギ…

「は、ふ、ふうぅぅ…」
 ようやく動きを止めてくれた。

「は……………ぁ…………」
 あと少しで意識が遠退きそうであった。

「ふ、ふぅぅ、よっ…っと…」

 ブシャ、ブヒュ…
 ゆっくり引き抜くと、そんな淫靡な、いやらしい、湿った、空気が抜ける音が鳴った。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁぁ…」
 そしてわたしはそんな感じで息を荒げ、ぐったりと弛緩してしまう。

「たくさん感じてくれたんすか?」
 するとそう囁きながら、荒々しく喘いでいるわたしの顔を覗きながら、唇を寄せてくる。

 わたしは答える代わりにコクンコクンと必死に頷いた…

 恥ずかしくて…

 そしてあまりにも強い快感で、言葉が出てこないのだ…

 こんなテクニシャンでタフな和哉くんに対して…

 あまりにも自分の想いがおこがましくて…

 すっかり恥ずかしくなってしまっていたのである…




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