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ビッケとビッチ

第2章 11月19日日曜日午後5時~

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 わたしは…
 あまりにも自分の想いがおこがましくて、すっかり恥ずかしくなってしまっていたのである。

 和哉くんにはガマン大会ね、なんて…

 そしてわたしにはたくさん感じさせてなんて…
 おこがましい想いにも程があったのだ。

 すっかりイカせられ続けてしまい、最後にはギブアップの悲鳴を上げてしまったのだ…
 抜かずの連チャンでイカされてしまい、抗う力も無くなってしまう。

「はぁ…ぁぁ……」
 そしてこうして肩を抱かれ、キスをされて、心を蕩かせられ、震わせてしまっていた。

 ペットどころか…
 いや、まるでわたしが和哉くんのペットに成りそうなくらいに、強く、激しい和哉くんによる快感に貶められてしまっている。

 もう久しぶりのセックスなのに…
 そしてこの強い快感に、溺れてしまいそうであったのだ。

「は…ん、んん…」
 唇を、舌を吸われ、心がすっかり融けて無くなりそうに感じてしまい、身悶えをしてしまう。

 その時であった…

「あっ、んんっ」
 と、突然、和哉くんはビクッと小さく喘ぎ、震えたのだ。

 え、な、なんだ?…

 なんだ、この今の彼の微妙な反応は?…

「んんっ、ふぅ…」
 腰を微妙に震わせてくる。

 え、な、なんだ?…

 わたしは必死に考える。

 そして…

「あっ…」

 あっ、そうか…

 わたしが心を震わせ、身悶えした拍子に…

 このストッキングを穿いている脚が…

 チンポに…

 赤く充血している亀頭に…
 触れたのだ。

 それも、ほんの軽く、僅かに触れただけなんだ…

 あっ、そうか…

 も、もしかして…

 わたしは再確認の為に、もう一度、そーっとストッキング脚の膝をゆっくりと持ち上げ…

「あっ、んっ…んんっ…」
 触れていく。

 そうか、もしかしてではなくて…

 間違いなく、感じているのだ…

 それも、ストッキング脚に感じているようなのである。

 弱点見つけたかも?…

 わたしはスーっと膝を寄せて…

「うっ、んんっ…」

 チンポに触れていく…




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