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人間しか存在しない。

第1章 story

亡くなった当日は…笑っていたんだよね…あぁ~ワクワクって…胸が踊って気持ちも踊って…ね。

葬式へのワクワク…父の死に対するワクワク…これからへのワクワク…

一番強いのが…葬式へのワクワク…

頭が膨らんで膨らんで仕方なかったのを覚えている…

"脳ミソがさ…興奮していてさっ…まだ心が死にきれてないんだよね、。"

だって約束してたんだもん… 聞いてたんだもん…父の理想の葬式を…。


人の心は紙一重…容易いもの。

ジ○リ…清太くんの気持ちと合わさる。


気付いたらあたしはバス停近くまで歩いていた…

先ほど通話した…キッチーという男にURLと部屋の番号をLINEに送り、ここ 来 って送り

バス停に到着…そしてタイミング良くバスが来たので乗った。



何で…こんなに普通の日常なんだろう?…"何も変わらない"…

おかしい…。自分も、"おかしい"…。

バスに揺れ…心もユラユラ。


(未読スルーだったし…)


あたしにとっての現実逃避(逃げ場)がこれか…

あたしはキッチーのLINEを開いた…


まぁしょせん、他人に与えられる"感情"の方が多くてさ…"それを"もらっちゃうのは……自分のエゴ。

分かっていても…自分をコントロール出来ないんだよね…なんて考えるなんて…

今のアタシは何時(いつ)のアタシになりきってんだろうな。

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