らゔぃあん☆ぴーち!
第6章 ☆
そして小一時間後
十杯目で紫苑が椅子から転げ落ちそのまま眠り込んでしまい
スリーカウント。
私の勝利が確定した。
「よっしゃあー……」
頭の中がぐるぐるして弱弱しい声しか出ない。
気持ちが悪いしたまらなく眠い。
「さあ紫苑、一筆書いてよ」
「うう……」
私は紫苑を無理矢理引き上げ椅子に座らせ
無理矢理筆ペンを握らせて
「『私は、桃から手を引きます、紫苑』……よし、それから日付。今日の日付」
ただ筆ペンを握っているだけの紫苑の手を私が動かす。
三歳児のような字で念書を書き終えると
紫苑はそのままテーブルに突っ伏し動かなくなった。
勝った
やった
勝ったぞー!
「ふう……」
これが酒に酔うということか
心臓がバクバクいって
頭がくらくら
体はふらふら
しかし勝利の喜びがじわじわと込み上げる。
これで桃を独り占めできる。
もう紫苑に邪魔されることはない。
万歳
最高だ。
生まれ持った己の肝機能の強さに感謝する。
「しかしどうするこれ」
ぐったりと眠り込んでいる紫苑
とりあえず部屋に運ぶか。
「ほら立って紫苑……って、重っ」
肩を貸すが歩けるような状態ではなく
ほとんど引きずるようにして二階の部屋へ運ぶ。
階段がやばい。
紫苑のひざ下がガツガツ階段の角に当たっているが
酔って痛覚が麻痺しているのか反応はない。
やっと階段を上り終え紫苑の部屋の前まで来た時
「あれ紫苑?朱音?え、どうしたの!?」
部屋から出て来た桃と鉢合わせてしまった。
まずい。
十杯目で紫苑が椅子から転げ落ちそのまま眠り込んでしまい
スリーカウント。
私の勝利が確定した。
「よっしゃあー……」
頭の中がぐるぐるして弱弱しい声しか出ない。
気持ちが悪いしたまらなく眠い。
「さあ紫苑、一筆書いてよ」
「うう……」
私は紫苑を無理矢理引き上げ椅子に座らせ
無理矢理筆ペンを握らせて
「『私は、桃から手を引きます、紫苑』……よし、それから日付。今日の日付」
ただ筆ペンを握っているだけの紫苑の手を私が動かす。
三歳児のような字で念書を書き終えると
紫苑はそのままテーブルに突っ伏し動かなくなった。
勝った
やった
勝ったぞー!
「ふう……」
これが酒に酔うということか
心臓がバクバクいって
頭がくらくら
体はふらふら
しかし勝利の喜びがじわじわと込み上げる。
これで桃を独り占めできる。
もう紫苑に邪魔されることはない。
万歳
最高だ。
生まれ持った己の肝機能の強さに感謝する。
「しかしどうするこれ」
ぐったりと眠り込んでいる紫苑
とりあえず部屋に運ぶか。
「ほら立って紫苑……って、重っ」
肩を貸すが歩けるような状態ではなく
ほとんど引きずるようにして二階の部屋へ運ぶ。
階段がやばい。
紫苑のひざ下がガツガツ階段の角に当たっているが
酔って痛覚が麻痺しているのか反応はない。
やっと階段を上り終え紫苑の部屋の前まで来た時
「あれ紫苑?朱音?え、どうしたの!?」
部屋から出て来た桃と鉢合わせてしまった。
まずい。