
らゔぃあん☆ぴーち!
第2章 ゔ
席についた私達
ダメ親父は佐藤さんと桃にメニューを手渡しウェイトレスを呼ぶ。
佐藤さんはコーヒー
そして桃は何を頼むのかとわくわく耳を澄ませていると
「私は、ローズティーをお願いします」
ローズティー……!
期待を裏切らないセレクトに思わず頬が緩む。
「ローズティー、好きなの?」
我慢できず唐突に話しかけてしまった。
桃はびっくりしたのか見開いた瞳を瞬かせて
「あ、はい!ハーブティー系が好きで、特にローズティーが好きです」
「そうなんだ。桃ちゃんの雰囲気にぴったりだね。お姫様みたい」
「そんな」
はにかんだ笑顔
隣の母親を見上げたり俯いたり
そのどぎまぎした様子がたまらなく愛くるしい。
そうか
愛くるしいってこういうことかも。
桃を見ているときゅうっと胸が締めつけられるような
幸福な息苦しさを覚える。
ああ
愛くるしいぞ桃。
そして当たり障りのない天気の話をみんなでした後
ダメ親父が佐藤さんとの馴れ初めを私と桃に教える感じで語り始めたが
はっきり言って興味ゼロだ。
私の正面に座っている桃は優し気な微笑を浮かべ
頷きながら真面目に聞いている。
ええ子やな
ダメ親父の話なんて適当に聞き流しといてええんやで。
桃の見た目は問答無用で可愛いのだけれど
態度や言葉から性格の良さがビンビン伝わってくる。
学校のことや家での暮らし
ダメ親父が何か話を振ると控えめながらもしっかりとした受け答えをする。
母親思いで頑張り屋さん
心根が優しく素直
こんな娘さんが現代の無情なコンクリートジャングルで生きてきたなんて奇跡だと思う。
ダメ親父は佐藤さんと桃にメニューを手渡しウェイトレスを呼ぶ。
佐藤さんはコーヒー
そして桃は何を頼むのかとわくわく耳を澄ませていると
「私は、ローズティーをお願いします」
ローズティー……!
期待を裏切らないセレクトに思わず頬が緩む。
「ローズティー、好きなの?」
我慢できず唐突に話しかけてしまった。
桃はびっくりしたのか見開いた瞳を瞬かせて
「あ、はい!ハーブティー系が好きで、特にローズティーが好きです」
「そうなんだ。桃ちゃんの雰囲気にぴったりだね。お姫様みたい」
「そんな」
はにかんだ笑顔
隣の母親を見上げたり俯いたり
そのどぎまぎした様子がたまらなく愛くるしい。
そうか
愛くるしいってこういうことかも。
桃を見ているときゅうっと胸が締めつけられるような
幸福な息苦しさを覚える。
ああ
愛くるしいぞ桃。
そして当たり障りのない天気の話をみんなでした後
ダメ親父が佐藤さんとの馴れ初めを私と桃に教える感じで語り始めたが
はっきり言って興味ゼロだ。
私の正面に座っている桃は優し気な微笑を浮かべ
頷きながら真面目に聞いている。
ええ子やな
ダメ親父の話なんて適当に聞き流しといてええんやで。
桃の見た目は問答無用で可愛いのだけれど
態度や言葉から性格の良さがビンビン伝わってくる。
学校のことや家での暮らし
ダメ親父が何か話を振ると控えめながらもしっかりとした受け答えをする。
母親思いで頑張り屋さん
心根が優しく素直
こんな娘さんが現代の無情なコンクリートジャングルで生きてきたなんて奇跡だと思う。
