diary
第2章 全ての始まり
さきは宿題をほぼ写し終えてきたのか私に話しかけ始めた
「ねぇ知ってる〜?今日健康診断があるんだって〜。一限目は数学でそこから先はずっと健康診断、もういっその事数学なんていらないよね!本当に嫌になっちゃう」
「えっ?そうなの?私てっきり授業だと思ってた」
「えーー!昨日先生が言ってたじゃん!クラスみんなで一限目いらないって大ブーイングしたの覚えてないの?」
そんな事あった……?昨日もあの胸の痛みがあったし体調悪くて授業ほとんど寝てたからな
「覚えてないかな、昨日は眠かったし授業中ずっと寝てたからね」
「あれ寝てたの??ずっと窓の外眺めてると思ってた!隠すの上手すぎだよ!私なんてすぐバレるから大きな声で名前呼ばれていつも恥ずかしい思いしてるし……笑」
さきはやれやれという顔をしながらニコッと笑った
さきの笑顔が可愛くてついてさきの頭を撫でていた
「いきなりなに…//照れるしさらに恥ずかしいんだけど//」
さきは少し顔を赤くした。本当に可愛い子だな
私は何も言わずににこっと笑った
そしてチャイムが鳴った
チャイムと同時に先生が入ってきてさきは慌てて自分の席へと戻った。私は窓側の1番後ろの席でさきはど真ん中。
先生がホームルームで何な話していたが私は何も耳に入ってこなかった
ただずっと外を眺めていた