diary
第8章 入院生活②
「今日検査頑張ったらしいな」
って千葉先生がさっきとは雰囲気を変えて言った。優しい雰囲気
私は少し驚いて千葉先生の方を見ると優しい表情をしていた。
「偉いな先生との約束守れて」って私の目を見たあと頭をぽんぽんと撫でてくれた
私は自分でも分からないけど段々目に涙が溜まって来た
「痛かったよな、頑張った。自覚してると思うけど心臓の状態が良くない。これから治療が始まる。痛くて苦しくて辛いことも沢山ある。1人で我慢しようとするんじゃなくて誰かに甘えたり抱え込まないようにすること。たまには先生に当たってもいいから」
って千葉先生が真剣な顔をして私の目の奥を真っ直ぐと見て言った
私は涙が止まらなかった。検査結果が悪いってことは言われなくても分かってた。
まだ2日間しか病院にいないのに散々痛いことや嫌な事をされてもう嫌になっていたし辛かった
千葉先生はその事を見透かしたのかは分からないけど私の心を少しだけ軽くしてくれた
「痛かったッ…ヒクッ…もう痛いのやだグスッ……帰りたいッ」
私がぼそっと言うと先生は私を軽く抱きしめて落ち着くまでそばにいてくれた