diary
第5章 入院
次に目が覚めた時は違う部屋のベットの上だった
両腕に点滴の針が刺さってたくさんの点滴が繋がっている。胸とお腹には心電図が貼ってあり一定のリズムでピッピと音が鳴っている。
左手の人差し指には青い何かが挟まれていた
右手首がズキズキするし何故か分からないけど体がすごく疲れてだるい
私が目を覚ましてキョロキョロと周りを見ていたのがバレたのか1人の看護師さんが来た
「おはよ〜、体はキツくないかな?ちょっと先生呼んでくるから待っててね〜」
少し背の低めの可愛らしい看護師さんがニコッとそう言うと先生を呼びに行った
私のベットはカーテンで仕切られていなかったが、カーテンで仕切られている所もあった。
みんなベットで眠っている。たくさんの機会や点滴に繋がれている子が多いからここは多分重症な人がいる部屋だと思う
今何時なんだろう……
上の窓から差し込む光はオレンジぽい色だから夕方かな?
「さーちゃん、目は覚めた?気分はどう?」
私がまたキョロキョロと見回していると外来の時の先生……佐藤?先生がやって来た
でも隣にガタイのいいこんがりと焼けた肌の多分怖モテ風の先生がいた
怖モテ風の先生は心電図を確認したり、色々確認している
佐藤先生は私の顔の近くに来てニコッと笑った
「さーちゃんここ落ち着かないね〜笑、さーちゃんと一緒に来てた男の子はさっきまでいたけど用事があるみたいで帰ったよ〜、また明日も来るって。あと着替えとかお家の人がたくさん持ってきてくれたよ」
楓結局学校行ってないんだ……
明日来てくれるなら謝らないと