
diary
第7章 初めての入院生活
「今から心エコーっていう心臓の動きとかを見る検査をする。痛くは無い。嫌な感じはするかもしれないけど動くなよ」
って千葉先生が言ったあと心電図が剥がされ胸に冷たいドロッとしたものがかけられた
私はビクッと驚いて少し動いたけど千葉先生は何も言わなかった。許容範囲内だったみたい
その後は機械みたいなので私の胸の上をなぞったりあちこち行き来しながら丁寧に見られている感じだった。
平均より少し小さくて決して大きいとは言えない私の胸を苦手な異性に見られ機械越しに触られ感触だって少しは伝わるはず。それがとても嫌だった。誰かに見られることも触られる事も
私は何も出来ないからただ黙ってなるべく動かないように我慢しながらこのどうしようもなくただ我慢するしかない気持ちを抑えようと試みるが1度流れ始めた涙はそう簡単には止まらない
私は声を押し殺して止まらない涙を先生達にはバレているとわかっていながらも出来るだけ隠そうとした。
佐藤先生は「大丈夫だよ〜、泣かない泣かない」って途中からずっと頭を撫でてくれた
体感では30分近く感じたが実際は10分もかかってないと思う
看護師さんに紙ナプキンでジェルを拭かれパジャマのボタンも閉じてもらった
「とりあえず今はこれで終わり。9時からCTとかMRI撮って午後は造影剤を使って検査する予定。時間になったら看護師さんが迎えに来るから。それまではゆっくりしてて。でも下から管入れてるからベットの上で安静に。もしズレたら入れ直しだからな。とりあえず頑張った」
私が1日中学検査ってことを知って気が滅入っていると千葉先生が私の頭をぽんぽんと撫でて部屋から出て行った。看護師さんも一緒に持って来た機会を持ってどこかに行った
部屋としての区切りみたいなのは無いけど一応カーテンは全部しまっていて外からは中の様子が見えない。
佐藤先生が私の顔の近くに椅子を持ってきて座った
