素敵な飼い主様
第2章 飼い主様の本性
まさか、本当に、庶民じゃなかっただなんて・・・!!
呆然とするあたしを無理矢理中に押し込め、リムジンは静かに発進した。
「おい、どうしてそんなに離れる」
「・・・・・・」
「無視とは、いい度胸だ」
フッと笑った彼は、徐々に端で丸まっているあたしに近付いてきた。
「こ、コナイで!!」
「そういわれると、行きたくなるものだ」
ぐっとおなかに腕が回されて、いとも簡単に彼の膝の上に、向かい合わせで座らされる。
グチュッと、まんこから音がして、あたしはガラにもなく顔が熱くなった。