素敵な飼い主様
第6章 執事の北条さん。
「まぁ、お楽しみは夜においとくとするか。で、今日は何を教えてくれるんだ?」
また、囁く。
耳たぶを甘噛みされて、これ以上にないくらい熱くなる。
湯気がでていない?!
水がほしい!!
でないとあたし、丸こげになる!!
「ちちちち、ちゃんとしてよ!!あたしは本気なんだからね!」
と、そうなる前に急いで離れた。
「・・・はいはい」
神矢は面白くなさそうな顔をするが、ちゃんと努力はしてくれるらしい。
そのことにほっとしながらも、あたしは北条さんの”神矢様の教育リスト”を見た。