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革靴を履いたシンデレラ

第3章 階下の秘め事*


繊細な手つきでリーシャの素肌に触れるとそのたびにに小さく体をびくつかせる。

女性とはどんな形状でも美しい存在である。
男たる者が持つ美意識に比べ、女性の美しさとは圧倒的だ。
事実、男たちは女性を愛撫することを好むのだから。

そんなことを、シンデレラは戯れの合間に彼女に囁き、リーシャの顔をますます赤らめさせる。

シンデレラは彼女の乳房を弄び続けていた。
指が先端に触れるとその部分は固く立ち上がる。
尖端は震えて揺れているようにみえた。

「感じている?」

「は、い……い、いいえ」

やんわりとつかまえて親指で芯をつぶすように転がす。
その刺激が強かったのか、リーシャが逃げるように身を反らせる。

しかしその際に背中にできた隙間にシンデレラの腕が入り込み、余計に彼女を追い詰めるだけだったようだった。

シンデレラが片方の胸を指でこね回し、もう片方は舌でなぶる。
舌の先をとがらせ……いかにも敏感そうな、細身の乳頭をくりくりと抉った。

リーシャは彼の腕の中で体をしならせた。
胸をしっかりと寄せ乳輪ごと口に含む。
同時に、滑らかな肌の感触も味わいたくなる。
乳房の脇からウエストにかけて、温めるようにゆっくりと手のひらをすべらせる。

「うっ……あぁ……」

その声は今までで一番甘く、女の弱い場所を責められている様子が見て取れる。
リーシャの体は小刻みに打ち震えていた。

(生意気でいやらしい胸だ)

こういうものを形容すると、可愛いという言葉になるのだろう、シンデレラが思う。
先端が膨らんだせいで、なおさらに張り出した乳房を凝視しながら、彼は共に昂っていく自分を感じた。

リーシャの喘ぎは、彼の舌使いよりも大きな音量で、室内の空気を微かに震わせていた。

彼女が息を吐き出すたび、その音が官能的な響きを放ち脳を焼く。


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