100回射精したら付き合ってあげる♡
第8章 海
海に向かう途中。
前を歩いている淳の横に小山がトコトコと近付いて淳の腕に掴まる。
「淳君!後であそこのテントに売ってるかき氷食べたいー!」
「あぁ、今昼ご飯食べたばっかりだから少し遊んでからな」
二人のやり取り見てると本当に淳が保護者って感じなんだよなぁ…仲は良さそうだけど小山に手を出す雰囲気にほとんどならないんだろうな。
今日も一緒に仲良く寝て終わったりしてな。
そう思いながら見てると、小山は掴んでいた淳の腕を離してそのまま自然にカップル繋ぎで手を繋いだ。
「へへ…淳君も一緒に食べようねっ」
自分から手を繋ぎに行ったのに恥ずかしそうにしながら淳を見上げてる小山が可愛過ぎて急に淳の彼女に見える!羨ましい!
「雪ちゃん、ほら…小山達見て!俺達も手繋ごう?」
「だから何回も言わせないで。私達はあの二人とは違うでしょ」
二人きりの時は色々やってくれるのに他に誰かいると全然なびいてくれない…
今もメガネに三つ編みで隠してる系の雪ちゃんだけど、このスタイルの時は特にガードがかたくなる気がする。
デレてくれる時もあるからめげないけど、今は引き下がっておこう。しつこくして嫌われたら嫌だし。
繋げなかった手を引っ込めてポケットに手を突っ込んで一歩離れて歩いた。