100回射精したら付き合ってあげる♡
第8章 海
雪ちゃんを抱き締めていると独占欲がメラメラと沸いてくる。
こんな裸で抱き合ってるけど、まだ付き合ってないって事はまだ俺だけの雪ちゃんってわけじゃないんだよな…
「あのさ…新学期が始まって、もし俺以外の男にも告白されたらそいつにも同じ条件出すの?」
「…クラスで存在感消してるから告白なんてされないし。多分クラスの半分くらいの男子は私の名前も知らないと思うよ」
「そっちのクラスでは分からないけどさ!うちのクラスだと淳はメガネ無しの雪ちゃん見ちゃってるし、あとプールに来てた鴨宮って奴は雪ちゃんが可愛い事気付いてたし、それ聞いた他の奴も雪ちゃんの事気になり出してるんだよ…まだ付き合ってないけど雪ちゃんが俺以外の男の射精してるところ見るのやだ」
「……勝手に考え過ぎ。海斗が条件クリアしたら付き合うって約束なんだから他に同じ条件出すわけないでしょ」
「そうか…良かった」
「私が誰とでもこういう事するビッチだと思ってるんだ?」
「え!?違っ!ほら!これ始まった時俺と知り合って間も無いのにそういう感じになったから!」
「もう今日は私に触るの禁止」
「ええぇ!?ごめんって!」
「ふん」
雪ちゃんはムッとした顔をすると、俺が抱き締める腕を外してバスタブを出てしまった。
折角ラブラブな雰囲気だったのに失言してしまった…
でも、そうするとあのプールの日俺はあの日に雪ちゃんに一目惚れしたわけだけど好意を寄せてきた男が誰でも良くなかったのであれば、雪ちゃんも俺の事……?
その後は雪ちゃんは昨日以上に小山と一緒にいて、いつもより冷たかった。
地元に帰ってから雪ちゃんと別れ際に謝りまくってなんとか許して貰うことが出来て無事に旅行は終了を迎えた。