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100回射精したら付き合ってあげる♡

第9章 予定外



海斗と手を繋いで歩いてるだけで海斗への愛しいが止まらない…

「雪ちゃんは朝小山と学校行ってんの?」

「ううん。前は一緒に行ってた事もあるけど、陽葵が大野君と付き合うようになってからは大野君が毎朝陽葵の事迎えに来てるから一人で行ってる」

「あぁ!そういえばあの二人いつも一緒に登校してくるな!?淳の奴いくら小山を溺愛してるからって親友の二人の邪魔してたのか!」

「んー。まぁ、でもあれだけ陽葵の事大事にしてくれるなら別に気にしないかな。陽葵の彼氏が大野君で良かった」

「そっか……じゃあ、俺も雪ちゃんの事大事だから朝迎えに行っていい?一緒に学校行きたい」

「私の家行くと遠回りになるから待ち合わせでいいよ。いつも帰り一緒の時送ってもらってるし」

「クラス違うしちょっとでも一緒に居たいから迎えに来たいんだけど…あー…でも雪ちゃんが嫌だったらウザすぎだよな」

「……別に嫌って事ないけど」

「じゃあ、迎えに来る!なんか付き合ってる感出てきた!」


そんな話をしながら歩いているとあっという間にマンションの前に着いてしまった。


「それじゃあ、また明日な?」

「……ちょっと待って。こっち来て」

「ん?何なに?」

海斗の手を引っ張ってマンションのエントランスに入ってエレベーターホールの横にあるほぼ人の来ない消火設備や備品の置いてある一角の陰に連れて行く。

「……ここなら人来ないから」

「も、もしかして…さよならのチューとかしていいんですか…?」

海斗にそう言われて頷くとすぐに唇が重なった。

「雪ちゃん可愛すぎ…前は向こうの人前でキスさせられたのにな」

「…だって毎日人前でしてたら有名になっちゃうでしょ」

「毎日して良いの!?ああぁ!もう幸せだぁ!100回こなしてよかった!」

「大きい声出さないでよ…人通ったらバレちゃうでしょ」

「ごめんごめん、最後にもう一回する」

海斗は私の伊達メガネを外してまた唇を重ねた。


そしてすごくら名残り惜しいけど海斗は帰って行ってしまった。


海斗が見えなくなるまで見送るとため息が出る。



……こんな地味な格好じゃ色々不都合なのかな。


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