100回射精したら付き合ってあげる♡
第10章 恋人
修学旅行中雪ちゃんに写真やメッセージを頻繁に送ってウザがられるかと思ったけど、毎回返してくれるし雪ちゃんも写真を送ってくれる。
「海斗は運良いよなぁ、あの地味だと思ってた長谷川さんがあんな美少女だっただなんて」
観光バスに乗って移動している最中にいつものメンツの一人がそう呟いた。
「何で運なんだよ!?雪ちゃんと付き合うまでにめちゃくちゃ努力したんだからな!」
「俺もプールの時淳と小山の事待ってれば良かった」
そう言われると、あの時俺じゃなくて他の奴があの場にいたら雪ちゃんとこういう事にはならなかったのか…
そもそも雪ちゃんは俺の事好きなのかすら自信がない。
情けないところかなり見せてるし、なんなら好き好き言って射精してただけで雪ちゃんを好きにさせるような事した事なくね?
そう思うと急に色々と不安になってきた。
100回こなしてる間はその条件の為に一緒にいられたけど、終わって付き合ってしまえばいつでも別れられるじゃん。
「淳君、この色の淳君の好きなグレープ味だよー?食べてみて」
「ん、ありがとう」
淳と小山は通路を挟んで横の二人席に座っていて、小山がお菓子を淳に食べさせてあげている。