100回射精したら付き合ってあげる♡
第10章 恋人
集合場所に着くと、案の定雪ちゃんは大注目されている。
「海斗、彼女出来たって……え!?彼女!?めちゃくちゃ可愛くね!?」
「何組の子!?こんな可愛い子同じ学年にいたっけ?」
「あー!うるさいうるさい!彼女人見知りだから絡まないで!」
雪ちゃんの手を繋いだまま声を掛けて来る友達を遮って雪ちゃんのクラスが集まっている辺りに向かった。
「…うちのクラスその辺だから」
「最終日以外の夜も消灯時間までの自由時間会おう?」
「夜仲良い友達と遊ぶんでしょ?友達の付き合いもあるんだから私ばっかり優先しなくてもいいよ。それにまだプレ彼女だし」
「あいつらは休みの時までうちに来たりしてしょっちゅう遊んでるから!小山と約束してる?」
「明日は約束してる」
「じゃあ今日と最終日は俺と約束な?」
「…別にいいけど」
「じゃあ、随時連絡する!雪ちゃんも何かあったらすぐ連絡して」
雪ちゃんは頷くと自分のクラスの方へと歩いて行った。
あー…心配だ。
心配だけど、 この先ずっと雪ちゃんと常にくっ付いていられる訳じゃないし雪ちゃんはしっかりしてるから大丈夫。
そう言い聞かせて、雪ちゃんが雪ちゃんのクラスメート達に話し掛けられている姿を遠目に見る。