VOICE
第3章 魔坂の…
琥珀「ん?どうされましたか?」
黒曜「あのっ…その…
黒曜様って言われ馴れてないので…
普通に呼んでくださいっ…」
琥珀「えぇ…と…では黒曜…さん…?」
黒曜「いやっ…僕の方が年下なので…」
め、めんどくせぇ…で、でも可愛い~♡
な、なんて呼んで欲しいんだ?
琥珀「こ、黒曜…くん…?」
またもや顔がパァと明るくなり…
黒曜「はいっ、なんでしょうかっ?」
琥珀「あはは~…いやいや黒曜くんが
呼び止めたんですよ?」
黒曜「あっ…そうですね…すみません…
それから…俺に対しても敬語は…」
琥珀「そういうわけには、いきませんよ?
お客様ですからね?」
黒曜「で、でもっ…俺…初めてなんですっ」