VOICE
第6章 ついに…
俺は…琥珀さんの部屋の扉の前で…
ノックしようか迷っていた…
何て言おう…もう寝ちゃった?
とりあえず…逢いたいから…
コンッ…コンッ…とノックした…
だけど反応がない…寝ちゃった…?
寝顔だけなら…見ても…大丈夫だよね…?
俺は…ガチャリ…と扉を開け…
愕然とした…薄暗い部屋に…スマホの明かり
普段の琥珀さんの姿とは、欠けはなれていた
ディルトを口に咥え…涙を流し…
布団は乱れ…下半身をさらけ出し…
踞り眠っていた…
布団の上には丸められたティッシュに
ローションボトルが転がっている…
指にはコンドームが付けられたまま…
あのスマホ画面で誰を観ていたのか…
気になった…