VOICE
第6章 ついに…
もし俺以外の人を観ていたら…
どうしよう…でも気になる……
俺は…そっと琥珀さんに近づく…
琥珀「う~ん…」
一瞬、立ち止まる…寝返りをしただけか…
だけど、そのお陰で…画面のスマホが見え
安心した…俺の…SEKIチャンネルを
視聴していたのか…
黒曜「琥珀さん…おやすみなさい…」
思わず…琥珀さんの髪を撫でてしまった…
琥珀「げほっ…はぁ…」
口に咥えていたディルトが…苦しそう…
俺は…ゆっくりと…ディルトを外す…
琥珀「ダメぇ…これは…僕のぉ…」
黒曜「えっ…!?」 琥珀「………」
黒曜「寝言…?」
琥珀さんはディルトを愛おしそうに
握りしめ…無意識にしゃぶりついていた…