VOICE
第10章 どういう事…?
【黒曜】
お察しの通り…俺は…狸寝入りをしていた
琥珀さんに髪に触れられ…
ごめんね…の、一言っ!?俺フラれちゃった?
だけど、その後…
俺の頬っぺたにキスをしたよな…
どういう事っ!?ますますワケが分からん…
とりあえず…身体中が痛いが…起きよう…
テーブルの上には…
琥珀さんが用意してくれた…
手料理と置き手紙が置いてあった…
夕べの事は忘れてください…。
ありがとう…行ってきます…。
これって…どういう事っ!?
俺は、居ても立っても居られなくなり…
とりあえず…琥珀さんの準備してくれた
手料理を立ち食いっ!!
味なんて…分かるはず……旨すぎるっ!!
忘れられるワケないじゃんっ!!(涙)