VOICE
第13章 【琥珀】と【湊】
【琥珀】
僕は…桃ちゃんと解散した後…
アドバイスを貰えば良かった…と思い…
桃ちゃんの所に、もう一度…行く事に
したんだけど…僕は…見てしまった…
琥珀「えっ…どうして…?
桃ちゃんと…黒曜…くん…?」
桃ちゃんが…黒曜くんの腕を組み…
まるで…恋人同士…みたい…
胸の奥がズキりと、痛む…
と、後ろから…
湊「あれ…?琥珀さん…?」
後ろを振り向くと…
琥珀「あっ…湊くんッ!?本屋じゃ…?」
湊「そうですよ…?参考書を買って
今からカフェに向かう途中ですけど…?」
琥珀「そうなんだ…ちょっと聞いて良い?」
湊「なんですか?」
琥珀「桃ちゃんとは…上手くいってる?
喧嘩とか…別れ話とか…してないよね?」