VOICE
第19章 ふたりの想い…
どうしよう…僕が、もっと早く
黒曜くんの部屋に来ていれば…
琥珀「あとスポーツドリンクと…
それから病院ッ!!今の時間帯なら…
緊急病院ッ!?黒曜くんの保険証は…!?」
僕、黒曜くんの事…何にも知らないやッ!!
でもSEKIさんの生年月日は分かるぞッ!!
いや、そんな事どうでも良いんだよッ!!
黒曜「う~ん…うるさい…頭に響く…」
琥珀「えっ!?黒曜くんッ!?生きてるッ!?」
黒曜「…琥珀…さん…?…寒い…」
琥珀「もうッ…良かったぁ…
死んじゃうかと思っちゃったよ…
掛け布団も被らないで…
そのままダイブしたでしょ?
それに……かなり熱も高いよッ」
僕は黒曜くんに掛け布団と毛布を被せた