VOICE
第19章 ふたりの想い…
黒曜「琥珀さん…泣いてるの…?」
琥珀「えっ…いや…
だって…死んじゃうかと…思ったから…」
黒曜「死なないよ…」 琥珀「ごめんね…」
黒曜「琥珀さん…謝ってばっかり…」
琥珀「えっ…だって…
僕が、もっと早く帰っていれば…」
黒曜「違う…そうじゃないよ…
あの置き手紙…何…?」
琥珀「えっ…!?」
黒曜「夕べの事は忘れてください…。
ありがとう…行ってきます…。って…」
琥珀「あっ、あの…それは…」
黒曜「それに…
今日は…何処に行ってたの?」
琥珀「えっ…と…大学に…行ったけど…」
僕は…嘘をついてしまった…
黒曜「…それ…嘘ですよね…?」
琥珀「えっ…えーっと…」