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シャーク×ロストコロニー みにくいケイトはもう逃げない

第3章 セカンド・アタック!


「ところでシモンズ?そちらのお兄さんは誰だい?まさか恋人かぁ?」


「初めまして、フィリップ・バートンです」
そう自己紹介する青年はまだ若さが残る少年のような顔立ちをしていた
ザックと歳が近いように見える


マット、スージー、シモンズの年長組と、ザック、フィリップの若者とがテーブルを囲むことになった


「フィリップは此処で何をしているんだ?」

「ザックは連邦軍なんだね、パイロットかい?
 ボクは見習いの修道士だよ
 ここに来てからは何年も経っているんだけどね、酒場はあまり来ないんだ
 今日はシモンズさんに強引に誘われてね」


それを聞いてマットが笑った


「フィリップ、気を付けろよ
 シモンズは歳下の男の子が好みなんだ!
 きっとお前さんを食おうとして、此処に連れて来たのさ!」


「バカ!そんなんじゃない!」


「そうかぁ?去年遭難したときに訓練生のアジア人に熱あげてたじゃねーか!
 聞いてくれよ、フィリップ!
 シモンズが狙った男の子がなんと若くして嫁さんが居ててな!シモンズ姉さんはさぞかしガッカリしてただろうよ」


「別に狙ってたわけじゃない!」


「そう言えば修道士って言ったよな?
 いまタイヘンなんじゃねーのか?
 なんでも大司教サマがこの廃棄コロニーに来るらしいじゃねぇか?」


「わー!わー!シィー!シィー!
 大きな声で言わないで下さい!
 内密なご訪問なんですから!
 どうして貴方たちが知ってるのですか!」


「俺達連邦軍の兵士なんだぜ?警護計画とか入念に進めてるぜ?なぁ、ザック」


「なに言ってんですか、さっき聞いたばっかりでしょ?しかもシャワールームの噂話程度の」


「貴方たちが知ってるくらいなのでしたら、きっともっと情報は漏れ伝わっているのでしょうね」


フィリップ・バートンはため息をついた


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