テキストサイズ

シャーク×ロストコロニー みにくいケイトはもう逃げない

第6章 サメ狩り


「マット隊長!そちらにまわりました!
 港側から追い込みます!」

「了解した、エイミー!任せろ」



エイミーのジムⅢSPは広大な外壁を駆け抜けていく


ジェームス隊から一時的にマット小隊に編入されたエイミーも捜索作戦に参加していた


いまは少しでも出撃回数を増やして、経験値を上げていきたいところだ


戦闘だけでなく、モビルスーツハンガーでの準備や、カタパルトの一連の動作など、ひとつひとつの積み重ねで自然と身体に染み付かせていく


遠くの方で爆発の光りが見えた!



「もうあんなところまでッッ!!??
 動きが速いッッ!!
 マット隊長!標的はミラー側へ移動してます!」


「ああ、こちらでも爆発を確認した!
 俺がジャンプして高い位置からおびき出す
 何か見えたら撃て!
 ライフル使ってもかまわん!
 これ以上好きにやらせるなッッ!」


「了解!」


エイミーの視界から1機のジムⅢが飛び出した

エイミーも建物の上に飛び乗り、狙撃ポイントを確保する


遮蔽物の影から何かが見える

僚機では無い!

ビーム・ライフルを撃つ!


「外した!? 当らない??」


「撃ち続けろ、エイミー!
 直撃しなくてもいい、ヤツの動きを止めろ!」


エイミーは続けて何発も狙撃していく


標的はどんどん離れていった…


「すいません、マット隊長……、仕留められませんでした」


「気にするな、向こう側の小隊に手柄は譲ろう
 それより小隊の編成を整える!
 また戻って来るかもしれんからな!」


マット小隊は与えられたエリアの範囲枠から徐々に追い込んでいく動きを進めていった


ストーリーメニュー

TOPTOPへ